財団法人 神経研究所
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公益財団法人神経研究所の発足にあたり
神経研究所は、内閣府から公益財団法人の認可を受け、平成2341日新公益法人への移行登記を完了いたしました。
これも、皆様をはじめ、多くの関係者の日ごろのご支援の賜物と厚く感謝申し上げます。
神経研究所はこの日を機に定款をほぼ全面的に改正し、目的、事業、組織、及び財務などが新しい規律により運営されることとなります。まさに、神経研究所は第2の草創期を迎えることとなりました。

1の草創期は、昭和26年に、当時、東京大学医学部精神科教授、内村祐之先生により設立された頃に遡ります。当研究所は精神医学全般及び神経病理学や神経生理学的研究を設立目的に掲げ、同時に、当時としては珍しい個室の多い全開放病棟の単科精神科病院である晴和病院を併設しました。近年では、さらに、うつ病をはじめとする気分障害や統合失調症圏、不安障害圏を含む精神疾患を対象とした臨床精神薬理学的研究推進のための臨床精神薬理センターの併設、また、睡眠研究を通じて国民のQOLの向上、医療者・研究者の育成を目的とする研究機関としての睡眠学センターと医療機関である睡眠クリニックを開設してまいりました。

このような59年間の長い歴史を経て、神経研究所は新公益法人に移行いたしました。

創立者内村祐之先生とその理念の下に、当法人の活動を推進してきた諸先輩の崇高な志を今後も次代に引き継いで、当研究所は、日本における民間による精神医学(神経科学・睡眠医学を含む)研究機関の先駆的存在として、国民の精神的健康を図ることを目的として活動してまいります。

この間に公益法人を巡る環境は激変しております。また、新法に即して機関や財務についての規律もかなりの変容を遂げています。「透明性と説明責任」を組織運営原則の最上位に置き、運営体制をより徹底してまいります。

2の草創期を迎えた神経研究所に、今後とも皆様の厚いご支援とご指導、ご鞭撻を賜りますよう、偏にお願い申しあげる次第です。

平成234